題  名 放送年 コ メ ン ト
ムーミン 1969  ♪ねえ、ムーミンのテーマソングで有名なムーミン。カバのオバケか、はたまた妖精か。見ていたときは、そんなことは気にもしませんでした。奇っ怪な登場人物達が、不思議な雰囲気を醸し出しています。ノンノンのお兄様スノークは、広川太一郎の声がはまり役で笑えます。おてんばミーや、気弱なスニフ。でもなんといっても私が好きなのは、スナフキン。世捨て人のようにおさびし山を彷徨い、釣りをし、ギターを奏でる彼は、吟遊詩人?。♪雪降り積もる〜おさびし山よ〜という歌を今でも覚えています。
 旧作のDVDはなく、リメイク版しかありませんでした。
No Image アンデルセン物語 1971  妖精の姉弟が、アンデルセンの童話を1作ごとに紹介していくアニメ。アンデルセンの童話には結構残酷なものや、悲しいお話もありました。など
樫の木モック 1972  良質アニメを多数世に送り出してきたタツノコプロのメルヘン作が低価格のDVDで登場。一人暮らしをしていたおじいさんが樫の木から作った人形のモック。おじいさんに子供のように愛されたモックは妖精から生命をもらう…。ピノキオがベースの感動作。
No Image 山ねずみロッキーチャック 1973  ♪みどりが森の葉の陰は〜。ロッキーとポリーの山ねずみは、恋人?夫婦?同棲中?なんて事は考えたことはありませんでしたが、どうなんでしょうね。今はとても気になります。
 個性的な動物たちが、擬人化されて出てきますが、自然の中での動物の掟もよく描かれていました。
 でも狐のレッドは、ピーターウサギをどうしても捕まえることができません。お腹をすかせているおばあちゃんに、いつも怒られてばかりです。
ピーターウサギを捕まえて食べちゃったらちょっと残酷でアニメになりませんけど。
 残念ながらDVDはおろか、ビデオもないようです。
アルプスの少女ハイジ 1974  もう何回再放送を見たでしょう。いまさらなんの説明も必要ない、アニメ界の名作。随所にアルプス地方のヨーデルやカウベルの音などを入れたりして、凝っています。
 お話はもう説明する必要がないほど、誰もが知っているお話。大人の都合でアルムへ、フランクフルトへと連れ回されながらも、素直な心と明るさで生き抜いていくハイジに、ただただ感動。
 つり上がった眼鏡の家庭教師、ロッテンマイヤーさんの真似をして遊んだものです。「アーデルハイド!またいたずらをしたのですね!んま、な〜んたることでしょう!」
 音楽や、挿入歌もいい曲が揃っていて、私は「こどもむけ」と書かれたLPレコードをわざわざ買いに行きました。手抜きのない誠実な作りが、何度見ても感動を呼び起こします。
No Image アンデス少年ペペロの冒険 1975 この作品にビデオはないだろうと思ったら、ありました。ビデオだけでDVDはありません。アマゾンには「大ヒットした」と書いてありましたが、そんなにヒットしていたんですね。
 主題歌が「コンドルは飛んでいく」に似ていたのを覚えています。私はその頃「コンドルは飛んでいく」と知らなかったので、いい歌だなあ〜と感心していました。♪黄金のコンドルよ〜大きな羽根を広げて〜、ペペロ少年が黄金都市「エルドラド」を探して冒険するというお話でした。
No Image 一休さん 1975  永遠に続くかと思われた長寿番組です。日本人なら誰でも知っているトンチの一休さんのお話。
 この一休さんは、実在の人物で、室町時代後小松天皇と伊予の局の間に生まれたのが、周建(一休)です。南朝方だったので、将軍足利家から疎まれ安国寺で坊主になったそうです。一休という名は24歳以降名乗った名なので、アニメの歳とはあいませんが、周建さんではとおりが悪いので、一休さんになったのでしょう。
 蜷川新右衛門も実在の人物で、6代将軍足利義教の頃に、政所公役という役所だったそうです。アニメのように昼間から安国寺に出入りして、油を売ったりしていたわけではないでしょうけど。
 こんなに有名なアニメなのにビデオは在庫切れ、DVDはありません。不思議。
No Image 草原の少女ローラ 1975  NHKドラマ「大草原の小さな家」で有名な、ローラ・インガルス原作の名作アニメ。日本アニメーション作成の他の作品と違って、放映時間帯がマイナーな時間帯だったので、あまり人気が出ませんでした。
 ビデオは在庫切れのようです。
フランダースの犬 1975  なみだ、なみだ、涙に濡れた最終回。「ネロを殺さないで」というたくさんの投書がテレビ局にあったそうですが、名作の結末は変えられず、穏やかな表現でネロとパトラッシュは天国に召されていきました。19世紀のベルギー、フランダース地方。おじいさんとともに牛乳運びをしながら細々と暮らす少年ネロ。おじいさんが過労で倒れ、やがて死んでしまう。孤独な身の上となったネロに、さらなる不幸な出来事が追い打ちをかける。絵の勉強を望んでいたネロに、ラストでルーベンスの絵を見ることができるシーンは感動です。
 放送から30年立っても人気は衰えず、劇場用映画が作られたり、絵皿になったりといろんな所で、ネロとパトラッシュを見ることができます。
母をたずねて三千里 1976  イタリアのジェノバからアルゼンチンまで、マルコ少年が、お母さんを訪ねて旅をします。旅の途中でペッピーノ一座と出会ったり、いろんな人と出会いながら、最後にはお母さんと出会い、一緒にイタリアに帰ってきます。
 テレビシリーズは、今度はあえるだろう、今度はあえるだろう、と毎回希望を持って尋ね歩くのですが、そのたびに裏切られ、どんどん見るのが辛くなっていくほどでした。アニメのオリジナルキャラ、小猿のアメディオが可愛くて、人気です。
 監督が高畑勲、画面設定・レイアウトとして宮崎駿という、後の「ジブリ組」がスタッフとして参加していました。
あらいぐまラスカル 1977  あらいぐまのラスカルが可愛くて、今でも人気の名作アニメ。スターリング・ノースの子供時代を描いた「はるかなるラスカル」をアニメ化。前作までの名作アニメのようなドラマチックな展開はありませんでしたが、ていねいな作りで見ごたえがあります。 
  ウェントワースの森をはじめとする大自然、スターリングが熱中するカヌー作り、食卓に上がるポテトチップなど、随所に登場するアメリカらしいアイテムは、視聴者にとっては「広大なアメリカへの憧れ」を喚起させるものだったのではないでしょうかオープニングはバンジョーを入れたりして、古き良きアメリカという雰囲気を盛り上げています。
家なき子 1977  監督・出崎統&作画監督・杉野昭夫の名コンビのもと制作された名作アニメ。
 世界初の立体アニメというふれこみでしたが、その点はあまり印象に残っていません。立体アニメを主張するために、流れる雲がやたらと描かれていましたが、ストーリーにはあまり関係ありませんでした。
 暗く悲しいお話ですが、けなげに生きるレミ少年と旅芸人一座の交流が心温まる作品です。原作を忠実に作ってあり、好感の持てました。
No Image 宝島 1978  スティーブンスの「宝島」を大胆にアレンジして、まったく新しい宝島を創造してしまいました。杉野氏の監督で、スピード感あふれる展開、緊張感の強い止め絵、そして何より、熱血漢ジム少年とニヒルな海賊船長シルバーのキャラクターの魅力が光っています。どちらかといえば地味な原作が、熱いドラマに生まれ変わりました。
 エンディングを誰が歌っていたのか忘れましたが、確かニューミュージック調の心にしみるバラードでとてもいい曲でした。
ペリーヌ物語 1978  前作の「あらいぐまラスカル」と同じスタッフによる作成なのでしょう、キャラクターの顔が似ています。当時主流だった、お目々に星がいっぱいという、キャラクターは避けて、あえて地味な顔にして、内容で勝負に徹しています。
 前作のラスカルのかわいさのようなインパクトがなく、地味な印象でした。「ラ・ファミーユ」という原作があります。原作にはない「バロン」という犬をつくって親しみを出そうとしています。「ラスカル」路線の踏襲か。
 お話はペリーヌ一家がインドから父の故郷フランスへの旅の途中、父が死に、母も病に倒れ、一人残ったペリーヌが祖父に会うまでのお話です。オーレリーと名を変えたペリーヌが、祖父の工場で働き、その暖かい性格に感じ入った祖父と感動の再会を果たすといったものでした。
赤毛のアン 1979  全世界で読まれている、ルーシー・モード・モンゴメリーの「赤毛のアン」アニメ化。それまでいろいろに想像されていた、赤毛で、そばかすのアンは、このアニメ以降このキャラクターの顔で想像されるようになりました。
 作品は素晴らしいの一言。名作アニメもここまで来たか、という感じです。美しい背景、村岡花子訳を元にしていると思われるナレーション。キャラクターの表情など、ここまでていねいに作り込まれたアニメはありませんでした。さすがに高畑勲です。アンやダイアナ、マリラやマシュウから友達に至るまで登場人物はすべて生き生きと描かれ、背景の美しさも絶品。
 間違いなく世界名作劇場が到達した最高峰と言ってもいいでしょう。
テレビオリジナルBGMコレクション
赤毛のアン [LIMITED EDITION]
1979  「赤毛のアン」は音楽がまた凝っていて、現代作曲家の毛利蔵人が手がけています。オープニングも深みのあるオーケストラ編成で聴かせますが、最高はエンディング。小歌曲のような作りで、何度聞いてもその深さに感動します。ピアノの速いパッセージでの導入部から、途中壮大なオーケストラが盛り上げ、最後にピアノの再現部で幕を閉じます。歌詞が、また凝っていて、詩として読んでも十分通用します。♪走っても走っても、終わらない花の波。湖は遠く、燃える雲はもっと遠く〜。花の中で一日は終わる。さめない夢みたいに〜。たったこれだけの中に、グリーン・ゲイブルズの美しさが、いっぱいに詰まっています。
No Image 円卓の騎士物語
燃えろアーサー
1979  アーサー王の伝説は、世界中で有名なお話なので、映画や小説オペラなどいろんなメディアで映像化されています。そのアーサー王のアニメ化。伝説を忠実にアニメ化してあるかどうかは、伝説の筋を知らないので、定かではありません。確かアーサー王は熱血漢として、ランスロットはクールは二枚目として描かれていました。
No Image マルコ・ポーロの冒険 1979  NHKが作成したマルコポーロの冒険を描いたアニメ。はるばるイタリアから中国に渡り、東方見聞録を書いたマルコポーロをアニメで表現しています。史実に充実に描かれており、教養番組の要素が大きかったです。
 ビデオは在庫がないようです。
トム・ソーヤの冒険 1980  「ペリーヌ物語」「赤毛のアン」と女の子ものが続いていた事もあり、目先を変える意味で、世界名作劇場の次作は、男の子の冒険もの「トムソーヤの冒険」となりました。ペリーヌ物語のスタッフと同一なのでしょうか、絵柄的に共通したものがあります。
 19世紀アメリカを舞台とした、マーク・トゥエインの代表作です。お金持ちのお坊ちゃんなのにやんちゃでいたずら好きなトムと、浮浪児のハックルベリ・フィンが繰り広げる冒険の世界を描いています。最後には盗賊インジャン・ジョーが隠した宝物まで掘り当ててしまって、スリルに満ちた展開になります。
 ガール・フレンドのベッキーが可愛くて、私は好きでした。高校生の時、友達に年賀状にベッキーを描いて送ったら大喜びされました。
ニルスのふしぎな旅 1980  セルマ・ラーゲルリョーブの原作をもとに、1980年にNHKで放送されたテレビアニメの名作。。ラップランド地方に住むいたずらっ子ニルスが、妖精を捕まえようとして逆に魔法をかけられて小さくなってしまいます。家で飼っていたガチョウのモルテンの背中に乗り、渡り鳥と旅をする物語です。家畜をいじめてばかりいたニルスは、旅の中で成長し、魔法が解け、両親もとへ帰ります。
 中でも、住んでいる人々の欲望のために魔法をかけられ、1年に1日しか現れない都市のお話が好きでした。
ふしぎな島のフローネ 1981  スイスの作家ヨハン・ダヴィット・ウィースの「スイスのロビンソン」のアニメ化。ロビンソン・クルーソーしかり、宇宙家族ロビンソンしかり、漂流する一家は必ず「ロビンソン」という名前なのは偶然でしょうか。
 スイスで医者をしていたロビンソン一家は、オーストラリアで医者が不足しているという知らせを聞いて、一家でオーストラリア移住を決意します。途中、乗っていた船が嵐で難破し、一家は無人島に流されてしまいます。一家で力を合わせて、無人島での様々な困難に立ち向かっていきます。
No Image 名犬ジョリィ 1981  「ニルスのふしぎな旅」の後に作られたNHK名作アニメ。白くて大きなジョリィという犬が出てきます。後半にセバスチャンが、友達の女の子の弟を怪我させてしまい、とても暗い展開になったのは、確かこの番組だったよなあ。ちょっとうろ覚えの記憶なので、間違っているかもしれません。
 ビデオもDVDもありませんでした。
南の虹のルーシー 1982  オーストリアの作家フィリス・ピディングトンの「南の虹」のアニメ化。前作のフローネと同じく、舞台がオーストラリアです。オーストラリア友好年でもあったのでしょうか。
 こちらは自分の農場を持つことを夢見て、イギリスからオーストラリアに移住したポップル一家の物語。 後半で、ルーシーが暴れ馬にぶつかる事故に遭い、記憶をなくしてしまうエピソードは、涙ものです。あまりにかわいそうで見ていられませんでした。結局飼っていたディンゴの子をみて記憶を取り戻し、この事故が縁で知り合ったお金持ちとの関わりから、念願の土地を手に入れることができました。
セロ弾きのゴーシュ 1982  ジブリの高畠勲監督の劇場用作品。原作は宮沢賢治の名作。ベートーヴェンの田園を練習するセロ(チェロ)奏者のお話。ていねいな作りに好感が持てます。
 私は、大学受験で初めて来た東京で、この作品を見ました。明日は試験だというのに、ピアを見てこの作品をやっているのを発見し、わざわざ観に行ったのです。その前日も、すでに東京に来ていた友達の下宿に行ってみたり、夜は友達と飲みに行ったり、こんなことをやっているので、当然受験は失敗。何のために東京に来たのか分からないような上京でした。

 この作品を見ると、なんだか分からないまま東京に出てきて受験した若い頃と友達を思い出します。
牧場の少女カトリ 1984  フィンランドの作家アウニ・エリザベト・ヌオリワーラ作「牧場の少女」のアニメ化。舞台は第1世界大戦時のフィンランド。父が亡くなり、出稼ぎに出た母の帰りを、祖父母と待つカトリの物語です。家計を助けるために家畜番や小間使いとして働くカトリですが、持ち前の明るさと頑張りで学校に行かせてもらえるようになり、最後には音信不通だった母と再会します。
 フィンランドの歴史や文化が、随所に織り込まれていて、興味深かったです。私は、このアニメで初めて、フィンランド式のサウナがどういったものか知りました。
 音楽に、シベリウスのフィンランディアが、使ってあったような気がします。エンディングテーマ「風の子守歌」がいい曲で、シングルレコードを買いに行きました。今でも持っています。プレーヤーはないけど。
小公子セーラ 1985  イギリス人バーネットの「小公女」のアニメ化。父と二人でインドで暮らしていたセーラは、勉強のためイギリスのお嬢様学校にやってきます。誰でも分け隔てなく接するセーラは、学校の人気者になりますが、お父さんの死亡と破産が伝えられ、お嬢様から小間使いへ身分を落としてしまいます。朝から晩までこき使われる中でも、明るさを失わないセーラ。やがてお父さんが残した財産が見つけられ、元のお嬢様に返り咲いたセーラは、幸せになりました。
 お嬢様が小間使いになり、そしてまたお嬢様に返り咲くというストーリーが、いかにも見る者の心をくすぐります。見ている人はみんなセーラの視点で見ていますが、実際には、私達庶民はいじわるな友達なんですよね。って、ちょっと皮肉ですか。
愛少女ポリアンナ物語 1986  アメリカの作家エレナ・ホグマン・ポーターの「少女パレアナ、パレアナの青春」のアニメ化。父を亡くして一人ぼっちのポリアンナは、おばのパレーにひきとられて暮らすことになります。ポリアンナは、お得意の“よかったさがし”で、ベルディングズビルの人々を幸福にしていくといった前半のお話でした。
 私が一番好きなのは、頑固なペンデルトン老人と孤児のジミーをポリアンナが引き合わせ、ペンデルトンさんがジミーを養子にするところ。恵まれない男の子と心を閉ざした老人が、心を通わせるようになるお話は感動的でした。
愛の若草物語 1987  オルコットの名作、「若草物語」のアニメ化。南北戦争時代のアメリカで、従軍牧師として戦地へ赴いた父の留守を守る一家のお話。やさしいお母さん、長女でしっかり者のメグ、次女で小説家志望の活動的なジョー、三女で恥ずかしがりやながら音楽の大好きなベス、四女でおしゃまなエイミーの5人です。お隣に住んでいる頑固なローレンス家の老紳士ジェームスさんとその孫のローリー、そしてローリーの家庭教師であるブルック先生との交流が描かれています。
 ブルック先生は、最後にメグにプロポーズし、ローリーはジョーといい関係になるのですが、ローリーと結婚することになるのは、末っ子のエイミーなんですよ。
小公子セディ 1988  小公女の作者、バーネット作「小公子」のアニメ化。一家3人ニューヨークで暮らしていたセディは、父が亡くなったとき、自分がイギリスの貴族ドリンコート伯爵の跡継ぎであることを知らされ、母と別れてイギリスに渡り、お爺さんドリンコート伯爵と一緒に暮らし始めます。
 はじめは頑固でアメリカを嫌っていた伯爵も、セディの優しい心にふれ、頑なな心を開いていくというお話でした。セディが、フルートでスコットランド民謡の「アニー・ローリー」を吹くところが、何回も出てきます。当時フルートを習い始めたばかりだった私は、それを真似て吹いていました。
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